銀林檎

曜は、職場をロッカー代わりに荷物を置いて、代官山UNITの5周年アニバーサリーで孤軍奮闘してきました。某O師匠が急遽欠席だったため、最近もっこりDJプレイに興味が失せた僕はメイン・アクトまで相当ヒマだったんですが、Buffalo Daughterが思いの外かっこよくて痺れたぜ。ドラマーに元メンバーの「柔道二段・松下敦」もマツリセッションをひめくりあがって参加してくれたお陰で、ミニマルながらもアタック感最強。SILVER APPLESのカヴァーもすごかったぜ。

で、いまやmixiからぽっかり姿を消した某ツンデレ・ガールと去年の苗場ぶりに邂逅を果たしつつ、ついに主役のSILVER APPLESことシメオン御代登場。鼻毛まで震えた地殻変動レベルの大轟音にはじまり、曲構成、淡々とした生ヴォーカル、サイケデリックかつメルヘンなVJ、すべてが異質。自身の名前を冠したオリジナル楽器「シメオン」のレバーを右へ左へいじり倒して「ピョーピョー」いわせてました。かと思えばクラウト・ロック〜ドローン・メタルを想起させる不穏な重厚リフレインも連発したりして、ポーティスヘッドの『Third』やホラーズの2nd(どちらもジェフ・バーロウですね)、はたまたSunn O)))あたりに魅せられた僕としては超絶ツボ。

近未来を舞台にした大作映画にありがちな、あの荒廃とした世界観にピッタリとマッチしそうな激インダストリアルなミュージック。ハゲで白髪で還暦越え、一度は交通事故で死にかけたご老体なのに、どこの10代、20代の糞バンドたちよりもよっぽど前衛的だったし、現役だったし、かっちょよかった。すげーよ爺さん。“燻し銀”どころかギンギラギンに輝きまくってるよ(おでこ含め)。

それにしても人大杉だったので、銀林檎が終了しだいソッコー物販買って帰りました。ATP in 豪州仕様のTシャツはあっという間にSOLD OUT・・・。ちゃんと売り場をセッティングしていなかったのも良くないが、スタッフも対応しきれないほどの殺到っぷりでマナーも悪く、正直萎えました。ただ、ステッカーは無事にGET。SILVER APPLESのステッカーを、白か黒のMacに貼るのが目的なんです。あえて銀色の「Pro」の方ではなくね。超シャレオツじゃないっすか?

ちなみに、会場内にはゆらゆら帝国の坂本氏もいたらしーですが、混みすぎで全然わかんなかった。おしまい。

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