LIVE A LIVE

全なる備忘録っす。
物理的にも経済的にも、全部は無理ですがね。

■OCTOBER■

10/3(日)
RIS FESTIVAL
スピリチュアライズドと同じ年に観られるなんて!

10/7(水)
METRIC
映画「NOISE」見てサマソニでSY観たら、これも観とかないと。

10/7(水)
bonfire vol.2 DRUM DRUM DRUM!!!
あれ? ザック・ヒルの名前無くなってない??

10/10(土)〜10/11(日)
朝霧JAM - It's a beautiful day
チケットは岩盤行列で入手済み。THE FIELDとBORIS楽しみ。

10/12(月)〜
BEYONCÉ
サマソニで後半30分だけ見たが、凄すぎたのでおかわり希望。

10/18(日)
nest festival'09
今年は海外勢も。麩菓子の人とJOMが来ちゃうよ。

10/19(月)
ARCTIC MONKEYS
正直、マー入りクリブスの前座に惹かれた。呼び屋違うのに良く実現したな。

10/26(月) 〜 10/27(火)
Crown City Rockers
カジュアルエリアならありかな〜。

10/26(月) 〜 10/27(火)
CURCIVE
これはおそらくスルー。

10/30(金)〜
De La FANTASIA -vol ZERO-
Lindstrømの日だけ、誰か行きませんか??

■NOVEMBER■

11/5(木)〜
FORTJ presents "LIGHTNING BOLT JAPAN TOUR 2009"
11/15の新代田に行くかも。

11/13(金)
LOW END THEORY JAPAN TOUR
去年のDAEDELUSはガチでネ申がかっていました。
Flying Lotusはエレグラ出演なので超目玉は不在だけど、間違い無いメンツ。

11/16(月)
Jason Falkner
日本来過ぎ。

11/18(水)
YOKO ONO PLASTIC ONO BAND
バンド・メンバーがパねえ。

11/21(土)
electraglide presents Warp20
当然チケ抑え済み。願わくばタイヨンダイはソロ希望だが。

■DECEMBER■

12/6(日)
BRITISH ANTHEMS
ひさしぶりの良メンツ! 今度こそヴァセリンズのTシャツ買いたい。

12/9(水)
DIANE BIRCH
この人かノラ・ジョーンズ、Bat For Lashesあたりが本年度ベスト・アルバム候補。チケット購入済みのため、丸かぶりでスーパーチャンク行けません(泣)。

12/9(水)〜
contrarede presents SUPERCHUNK JAPAN TOUR 2009
YO LAとセットで行けば、あなたも立派なUSインディー・ファン!

12/17(木)
YO LA TENGO
新譜が超・名盤との噂で楽しみ。

12/21(月)
MONO『10th Anniversary Show with Orchestra in Tokyo』
チケット高いしホールが良かったけど、これは見ておかないとまずい。

今年もノーマネーでフィニッシュしそうでやんす・・・。

Jane Birkin @ Bunkamura Orchard Hall

生日に1人でジェーン・バーキンのコンサートを鑑賞・・・という、この上ない至福の一時を味わってまいりました。べ、べつに寂しくなんてないんだからね!!

1F席を除くと意外にも空席が目立ったものの、ジェーンの来日公演は必ず毎回訪れているのであろう女性客が多いこと多いこと。年齢は僕の倍以上(年収はおそらく20倍以上)と思しきマダムが大半で、男性もスーツ姿がビシッときまった洒脱なオジサマばかり。オーチャードホールは初めてだったが、ホテルのロビーのようなクロークがあったり、お花の受付専用カウンターがあったり、座席案内係が配置されていたりと、かなり場違いな感は否めなかったですが、快適なのは間違い無い。また、入り口で貰った今後の公演のフライヤーなんか、99%は自分に縁の無いものばかりだった(笑)。

さて、場内でもアムネスティへの募金を募っていたように、アウン・サン・スー・チーさんの解放活動に積極的なジェーン。開演前には、ステージ上にもスー・チーさんの立て看板が置かれていました。ゆっくりと暗転(お客さんがまったく騒がない!)し、まずは全身ブラックで統一したバンド・メンバーが登場する。左からグランドピアノ&シンセ担当の男性、弱冠19歳(!)の女性チェリスト、恰幅の良いベーシスト、ウクレレやバンジョーまで操る凄腕ギタリストという、プロフェッショナル4名がしっかりとバックを支える編成。優しい笑みを浮かべながら袖からジェーンが現れると、万雷の拍手が巻き起こる。グレーのスラックスに胸元がラフに開いた白シャツ、サスペンダーを片方だけ腰から足らし、ボトムと同色のジレを羽織ったルーズかつボーイッシュなスタイル。首に巻いたスカーフはやはりエルメスでしょうか? 62歳という年齢が嘘のように凛とした立ち姿と、繊細な舌足らずヴォイスは今だ健在。場内の空気を一瞬にして変えてしまう唯一無二のオーラを放ちまくっておりました。

昨年発売の新作『冬の子どもたち』を携えてのツアーとのことだったが、もちろん過去のセルジュ・ゲンズブール曲も惜し気無く披露してくれたわけで、念願の“想い出のロックン・ローラー”を生で聴いて確信したことが一つ。マイロの“ロックンロールを破壊せよ”、ウィーザーの“ハート・ソングス”、ダン・ル・サックvsスクルービアス・ピップの“Thou Shalt Always Kill”、Qティップの“ライフ・イズ・ベター”などなど、近年、アーティストやバンドの名前を歌詞に列挙(大概はリスペクトだが)することで、メロディーを築き上げるナンバーが目立つような気もするのだけど、これって、セルジュが最初だったのでは? いや、もしかすると他にもあるのだろうけど、30年も昔からエッジと才気が迸りまくりなセルジュに、改めて敬意を表したい。

その後も“虹の彼方”、“コワ”など次々飛び出す代表曲に拍手も大きくなっていったが、結局、昔の楽曲だけが良かったのかよといえば、当然そんなことはない。中盤、不穏な調べに乗せて歌われた“アウン・サン・スー・チー”における、情報量過多なアムネスティ・レポートをカンペ無しのソラで読み上げるシーンは、先ほどまでの穏やかな雰囲気から一転、鬼気迫るものすらあった。「アウン・サン・スー・チーさんは死んで/よく売れるTシャツの絵柄になるでしょう」という歌い出しは強烈。パティ・スミスにも通ずる意志の強さを思わせた。その人物の活動や歴史を何も知らずに、「恰好いいから」という理由だけで、チェ・ゲバラのTシャツを着てしまうような軽薄な日本人には、実に耳の痛いメッセージでもある。まだまだ知らないことや、知らなければいけないことが、山のようにあるはずだ。と、オーチャードホールにて自戒を込めるのであった。



そして、終盤は再びチアフルな暖かいステージへとカムバック。天国のセルジュへだけじゃなく、スポンサーや関係各社へのお礼のメッセージを伝えるシーンがあったり、“哀しみの影”では、なんと電飾があしらわれた傘を掲げ歌いながら客席(2F席含め)まで降りて来るという一幕も! これにはさすがに、年輩の女性客も大興奮のご様子。とにもかくにも、ジェーン・バーキンの魅力と現役っぷりを肌で感じた2時間強。アンコール終了後に、続々とステージに駆け寄って花束やプレゼントを渡す女性たちを見て、永遠のミューズなんだなあ・・・と、感動すら覚えました。そうそう、字が可愛いことでも有名な、福島み●ほ議員もいらしてたようですよ。

P.S.
紆余曲折を経て、サインもらいました(福島議員じゃなくてジェーンな)。今年唯一の誕生日プレゼントとして、家宝にしたいと思う所存であります。

Au Revoir Simone @ O-nest

ーボードと戯れるヴァージン・スーサイズ。
そんなキャッチコピーがピッタリの3人組でしたね、まさしく。

メイン・ヴォーカルが入れ替わり立ち代わりしながらも、一糸乱れぬ美しいコーラスワーク。もちろん本人たちも死ぬほど美しいわけだが、来日も4〜5回目とあってか、日本語MCがやたら饒舌でビックリ。楽器もキーボードだけでなく、ドラムマシンやシンバル、タンバリンなどで躍動感を添えつつも、“シャドウズ”のようなダークトーンのナンバーでは、エリカ・フォスターがベースを担当したりもする芸達者ぶり。ロングヘアー(最高!)という共通点以外、顔立ちも個性もまるで違うトリオが、本当に仲良さそうにジョークを飛ばしながら、哀愁たっぷりのフレーズを奏でたりするギャップもまたいいね。

バンド名やフォトジェニックな佇まいからして、おフランスの人たちかと思う者もいるだろうが、意外にも彼女たちの出自はNYのブルックリン。バトルスやブラック・ダイス、アニコレにMGMTなど前衛音楽集団の坩堝というイメージがすっかり定着したかの地ではあるが、こんな才色兼備なバンドが生まれる土壌もあるということか。懐が広いぜ。そもそもコンピアルバム『KITSUNE MAISON』や、フレンドリー・ファイヤーズの屈指の名曲“パリス”にコーラスで参加していることからも窺えるように、エレクトロニカからインディ・ダンスまで人脈は非常に幅広く、業界人からのラブコールも絶えないオ・ルヴォワール・シモーヌ。現にあのデヴィッド・リンチがフェイバリット・バンドとして名前を挙げているし、アニエス・ベーもいたくお気に入りのようで、今回の来日でも青山のショップイベントにDJとしてゲスト出演したらしい。

終演後、エントランスにてお客さんのサインや写真撮影に応えてくれたメンバーたち。とりわけ日本語が流暢だったアニー・ハートに、「なんでそんなに日本語が上手なのか?」と尋ねてみたところ、数年前から日本が好きで熱心に勉強していたらしい。うれしいこと言ってくれるじゃないの。僕もご多分に漏れずCDにサインを貰ったわけですが、なんと、エリカとヘザー・ディアンジェロ(響きがカッコイイな)は名前がカタカナ! 「エリカ」が「エリサ」になっているのはご愛嬌だが、好感度あがるわー。そろそろ<フジロック>あたりにも出演して、もっと爆発的に売れてくれてもいいんだけどね。その素質は充分すぎるほどにある。

それにしても、前座のGutevolkは音もVJも面白いし悪くなかったんだけど、ちょっと長過ぎたな(ただでさえ、開演が21:00前)。しかし、途中で出て来たダンサーの女の子が『Olive』系の森ガールな雰囲気で、屈託ない表情で踊りまくっていてすげえ可愛かった。つまり、音楽の印象があんまり残っていない……。しかし、調べてみたらこの西山豊乃(にしやまひろの)さんという女性、凄い方みたいですね。竹村延和にも詞を提供しているとは! 日本国内にも、まだまだ面白い音楽はごまんとありそうです。

metamorphose'09

外にも初参加となりました、<メタモルフォーゼ>。忘れていた残暑を取り戻すかのような厳しい暑さにやられつつも、鈍行に乗りゆったりとレイドバック気味に熱海方面へ揺られる。セバジュンを聴きながら伊豆の海を見下ろす俺、オッサレーと悦に浸っていたら、あっという間に到着。その後は知人のクルマで会場のサイクルスポーツセンターまでドライヴ。キャンプエリアに足を踏み入れたころにはすっかり日も沈み、テントがまったく上手に設営できませんでしたが、穏やかな気候と、皆既日食よりも満足度の高い完璧なフル・ムーンに照らされた場内は実に神秘的で快適でした。以下、しっぽりとレポート。

ゆらゆら帝国
寝坊&渋滞&テント設営によりまったく観られず、BGM代わり。

Bill Laswell presents METHOD OF DEFIANCE
DJ KRUSHを迎えた、ゴリゴリのヒップでホップなステージ。アジテーション最強。

NUJABES featuring UYAMA HIROTO
<プラネット・ステージ>が遠い上にマジで人大杉。姿すらほとんど確認できず。

GAISER
<ルナー・ステージ>がこれまた超遠い・・・。ありものの施設を使っているため、元々雨天時の逃げ場が多いメタモですが、唯一の完全屋内ステージ。湿気ムンムンで熱すぎ。どんなDJプレイだったかはまったく覚えてない。

TANGERINE DREAM
2009年度の夏フェス最大の事件となった、約25年ぶりのまさかの再来日。オーディエンスの平均年齢をぐっと押し上げた張本人である彼らのフル・セットのライヴは、<フジロック>のホワイト・ステージにも通ずる敏腕PAによる上質サウンドや、レーザービームとスモークの演出も手伝って、まるで大作SF映画のような壮大なスケール。曲名なんてまったく知らないが、大いに楽しませてもらいました。黙々とシーケンサーやキーボードをいじり続けるエドガー・フローゼ御代もヤバいが、ライト・ハンドからスライド、超絶アルペジオまで駆使するセンターのギタリストもヤバい。そしてさらにヤバかったのが、後方に陣取った金髪姉ちゃん2名。左の女性はシンセと管楽器担当で、時折ステージ前方まで出て来て哀愁たっぷりのクラリネットを奏でたりする。過剰装飾の帽子に、キラキラとスパンコールがあしらわれたサイバー・ゴシックなドレス(もちろん、全身黒)を纏ったそのお姿は、メーテルか魔女か貴婦人か? といった塩梅で、この世のものとは思えない神々しさ。方や右の女性は、ハーレーの似合いそうなタイトな服装で、電子ドラムからコンガなど打楽器全般をパワフルに叩きまくっていた。ちなみにこちらの女性、出番終了後は会場のあちこちで目撃したのだが、翌朝7:00台のスミス&マイティの時にもガッツリ踊っていたのでビックリ。元気すぎ(笑)。

PREFUSE 73
タンジェリンのアンコールが盛り上がり時間も押していたので、ジャイルスは諦めてそのまま<ソーラー・ステージ>で待機。当然、最前列ゲット。が、しかし。出演発表時には「待望のバンド編成でっせ!」とアナウンスされていたから超期待していたのに、ステージに運びこまれたのはMacやMPCなどお馴染みの機材が載ったテーブル1台のみ。メンバーはスコット・ヘレンとサポートの2名だけで、バンドはおろかVJすら無しのシンプルなセット。なんだか安く仕上げられちゃったなーとは思ったが、さすがにカッコよかったですよ。ブルーの半袖シャツにビーニーと眼鏡といういつも通りのスタイルで、常にマイクを片手にヴォイス・エフェクトかけまくり。新譜の『Everything She Touched Turned Ampexian』を中心に“Beaten Thursdays”など過去のナンバーもカットインしつつ、なんと、コーネリアスの“Gum”を投下したのにはビックリ。好きだったのね。情報量過多で濃密な1時間ではあったが、この規模なら3月のプロモーション来日時にTOKYOオンリーでプレイしてくれれば良かったのに。<エレクトラグライド>で帰って来てもらって、バトルスのジョン・ステイニアーとの共演を熱望します。

RICHIE HAWTIN(MINUS, Berlin) visuals by ALI DEMIREL
ド派手なSEと共に降臨したリッチー。フルでは観ていませんが、原点回帰を思わせる徹底したミニマルづくしのセットだったらしい。“スパスティック”でスコパコしたかったー。

'DJ AFRIKA BAMBAATAA'
こちらも10分ほどしか観ていませんが、MJからJBからオールド・スクールのHip-Hopまで、ベタながらもアゲアゲのセットだったご様子。

MOODYMANN aka Kenny Dixon Jr
センス良過ぎ。あいつ絶対に中身黒人だろ(失礼。黒人でした)、というぐらいソウルでファンキーなセット。<フジ>で観たサニーJと同じくらいの、ブラック・ミュージックへの造詣と愛情を感じた。

LOTUS
ドタキャンのSTS9の代打でホームランどころか、MVPクラスのパフォーマンス。インスト好きにはたまらん。「オーガニック・アンビエント・トランス・ファンク」って、言い得て妙ですね。日本のROVOよりもよっぽどトランスできたし、徐々に月明かりから太陽光に切り替わる早朝の時間に、ばっちりハマっていました。次回は<フィールド・オブ・ヘヴン>のトリを!

SMITH & MIGHTY
ブリストル音楽の信者は絶対にマストでしょう! と第1弾の出演発表時から楽しみだったものの、富士山すらクッキリと拝めるピーカン空に雰囲気がマッチせず、いまいち。<TAICOCLUB>でのマトモスみたいなアクトは、明るい時間帯でも合ってたんだけどね。ビースティーの使い方とか、さすがに上手かったけど、椅子に座って子守唄代わりにうたた寝。最後まで観ずにソーラーに戻ってしまいましたが、ラストの怒濤の名曲オンパレードが大変素晴らしかったらしい。しくじった。

REI HARAKAMI
やはり『あさげ』中心のセットだったのでしょうか? 半分ほど聴いて、テントを撤収して退場。

それにしてもメタモ、ステージ間の移動といい、近辺の街といい、何でこんなに坂と階段が多いんだ・・・。楽しかったけど、滅茶苦茶疲れましたよ。

総括しますと、<タイコ>ほどの快適さは無いもののブッキングは毎年素晴らしいし、一部のキチ●イを除けば客層も悪くない。徹底したデポジット・システムの効果もあってか、ゴミ箱の少なさに対して地面に散乱したゴミもそれほど気にならなかった。スタッフの人数も最小限だったし、メインの<ソーラー>のステージと柵の間にはセキュリティすらいない(まあ、ポリスは数名いたけど)。これは10年もやり続けたからこそ、主催者とお客さんとの信頼関係がきっちり構築されている証拠なんだろうなあ。余計な出費を減らせば、その分、より豪華なアーティストを呼べるわけですからね。最近、お塩テンテイや海苔P事件もあってか、世間では「野外フェス」「野外レイヴ」を悪しき存在として槍玉に挙げる傾向が窺えるけども、そういったイベントに行ったこともない、何も分かっていないメタボルフォーゼなオッサン&オバハン共がほざくなっつー話だよね。タンジェリン・ドリームのためだけに、あの日、たった1人で若者だらけの会場に迷い込んだ、プログレ・オタクのおじさん達の方が、よっぽど健全だと思います。というわけで、MAYURI様、来年も期待しております。

SMAPを見た!

曜日のお昼の出来事。

いつも通り原宿のオフィスで仕事中、外から悲鳴のような黄色い歓声が聞こえたので、窓から街を見下ろしてみる。どうやら、SoftBankショップ表参道にSMAPメンバー全員が集結したらしく、新作のCM撮影が行われていました。1人あたりの経済効果が半端じゃないこの5人を揃って拝めることなんて滅多に無いので、そこは流石に職権乱用して覗きに行きますわな。だって、スーパースターですよ? スーパースター。これがNE●Sとか平成ナントカならどーでもいいんだが。

よくよく考えてみると、水曜日はシンゴちゃん(a.k.a. 両さん)、中居くん、草彅くんの3名とも『笑っていいとも!』のレギュラー出演とは外れた日なんですね。思わず、アルタに間に合うのか心配しちゃいましたよ。夏休み明け直後の平日ランチ時、告知無しという好条件もあってか、ギャラリーが溢れ返って大パニックになるような事は無かったけども、警備員やポリスメン、広告マン、スタッフの多さから、「超一流芸能人の仕事」というものを垣間見た気がする。店舗のガラス越しからチラチラと姿は確認できたのだけど、良くも悪くもホントにテレビのまんま。↑のポスターと同じく、みんな黒いスーツでビシッと固めていましたが、身長が高いだけにシンゴちゃんが一番カッコよかった。KTは終始リラックス・モードだったご様子。かなり髪が伸びていて、顔はサーフィンで程よく小麦焼けしていました。ゴローちゃんは相変わらず完璧なヘア・スタイリング。中居くんはほとんど確認できずじまいで、ネイキッド草彅くんはギャラリーに手を振ってあげてました。やさしいねー。

それにしても、あの撤収の早さとオーガナイズの上手さといったら! 店内にメンバーの姿が見えにくくなったので、「そろそろ正面から出てくるぞ!」と惑わせておいて、気付いた時には横の裏道からメンバーを乗せたバンがスーーッと出て行くという、とんでもないミラクル早業に驚愕。ジャニーズの早着替えは、こんなところにも活かされているのですね。携帯のカメラをかざしたギャラリーを、すかさず制止する警備員やスタッフの俊敏さであったり、仰々しい機材の数々であったり、タレントがプロならスタッフも当然プロ。ギョーカイの凄まじさの一辺に触れた、貴重なデイタイムでした。(べ、べつにサボっていたわけじゃないんだからね! 勘違いしないでよね!)

ジュリアン速報

※31日(月)のGIGを予備知識なしで楽しみたい方は、読まない方がベター。

いうわけで、ジュリアン・カサブランカスの事実上、世界初出しとなるソロ・ライヴを拝むためだけに、行きたくもない某イベントに並んでインビテーションをゲットし、恵比寿のリキッドルームにて行われた<オープニング・セレモニー>のオープニング・パーティー(ややこしい)に潜入してきました。以下雑感。

●さすがに著名人多数。覚えているだけでも、ドン小西、クリス・ぺプラー、ショーン・レノン(!)、安田美沙子、新田桂一、花楓、マドモアゼル・・・etc。ほか、shimaスタッフなどスナップ常連組。クロエ・セヴィニーは一応来日はしているみたいだが、体調不良により不参加だとか。

●カワイコちゃん多数で目の保養バッチリ。

●DJの選曲が、ベルセバとかアニコレとかグリズリーなどインディー盛り沢山でグッド。

●4月に同会場で開催された、Sunn O)))とかISIS出演のイベントにてトップ・バッターで出演していたGrowingというバンドもパフォーマンスしていたけど、つまんなかった。

●で、ジュリアン。どうせ3曲もやってくれりゃいい方だろ、とタカをくくっていたらガッツリ7,8曲くらいプレイしてくれた。ソロ・アルバムの収録曲が8曲だけらしいので、単独はどう考えてもストロークスのナンバーやらないと間が持たないぞ。バック・バンドには噂のあったニックの参加は無かったが、ドラム、キーボード、ベース、ギターの男性メンバー4名に、紅一点のシャルロット・ゲンズブール風美女を加えた全6人編成。で、またこの美女がプチ・ドラムとギターを取っ替え引っ替えしながら、超アグレッシブな演奏をするもんだから、先日のジェニー・ルイスのバンドにも参加していたダニエル・ハイムちゃんを思い出した。ていうか、同一人物??

●そのジュリアン本人、またしてもグラサンは最後まで外さず、グレーのスキニーデニムと白Tシャツの上に、この動画のベストを羽織っておられました。右サイドの髪に、カッパー系のメッシュなんか入れちゃってたよ。思ったより痩せていなかった。音はめちゃくちゃだったけど、久しぶりのライヴ活動ということもあってか、ちゃんとやる気は感じられたので一安心。肝心のソロ・ナンバーですが、やはり予想通りというか、ストロークスでの“12:51”や“Ask Me Anything”、“Red Light”などのレトロ・スペクティヴな方向性をより進化させた、フューチャリスティックかつスペーシーかつドリーミンな仕上がり。これが良い方向で、母体の4thアルバムにもフィード・バックされると嬉しいのだが・・・。

●やはりジュリアン目当てが大半だったようで、その後のフロアはガラガラ。

そんな感じで、単独ではストロークスのナンバーとグラサン外しが無いと、オーディエンスの満足度は合格点に達しないんじゃないかなー。とはいっても、全世界渇望の新曲お披露目に(またしても)日本を選んでくれたことに感謝しないとね。まあ、悪くいえばいつも「試運転」なんだけど・・・。いい加減、まともなジャパン・ツアーを組んでほしいもんです。

P.S.
ライヴ後、すでに終電は無くなっていたものの、あまりの疎外感に堪えられず脱出。漫画喫茶でこのブログを書いているという悲しい事実には触れないでやってください(泣)。

Aimee Mann @ SHIBUYA-AX

と遅れましたが、およそ4年振りの来日となったAXでのエイミー・マンのライヴがそれはもう大変素晴らしかったです。グランド・ピアノやシンセ、弦楽器、ハイハットだけのドラム・セットなど、ステージに配置された楽器の多さに対して、意外にもエイミーの他は男性メンバー2名(どちらも芸達者)のみという、ミニマルかつアコースティックな編成。細身のデニムにストライプのジャケット、首もとにはスカーフ、そして知的さを漂わせるスクエア・フレームの眼鏡という出で立ちのエイミーは、その180cm前後の八頭身スタイルも手伝い、まるで大学の女性教師のよう。小走りでステージ袖から登場したチャーミングな姿も相まって、とても五十路目前とは思えません。ちょっとFF8のキスティス先生に似ていたかも(笑)。

開口一番、「今夜は、今までのB面曲やレコードに入っていないナンバーをやるわよ」と宣言した通り、『ロスト・イン・スペース』の限定盤にしか収録されていない“Nightmare Girl”を早くも2曲目で披露するなど、レア曲満載のセット・リスト。なんと、ニュー・アルバム『@#%&*! Smilers』からはたったの2曲しかプレイされなかった。とはいえ、『マグノリア』からもしっかりと“Save Me”や“Wise Up”といった馴染みの深い楽曲を挟んでくれたので、決して上級者向けには終わらない、アットホームな雰囲気が場内を包んでいたと思う。音源とは違った表情を見せる、秀逸なアレンジを施された名曲群にプロ意識を感じたし、ユーモアの効いたMCにはオーディエンスから笑みがこぼれる。ギターからベースに持ち替えた時のあの立ち振る舞いも、シビれるほどカッコいい。「2週間しか練習してないの」と弁明しつつも、彼女の吹くアルト・リコーダーはこれまた実に綺麗なハーモニーを奏でていた。そして何と言っても、あの「声」。気高さと温もりを纏った唯一無二のあの「声」が、音源以上の完璧なコンディションで表現されることに驚いたし、感動した。

先日の<フジ・ロック>の、ブライト・アイズによるアコースティック・セットを思い出したりもしたんだけど、メンバーがいつもと変わろうが、音圧が少なかろうが、ステージにその「人」がいるだけで、その「声」があるだけで、それはもう、どうやっても「そのアーティスト」のライブになってしまうのだなあ、と痛感。いくらトータスやバトルスのようにテクニカルなバンドであっても、誰か1人でもピースが欠けるだけで、著しく楽曲の再現度は下がるような気がする。しかし、シンガーソング・ライターの強みは、初めに「歌ありき」という点に尽きるのではないか。フル・バンド編成であっても、ソロ弾き語りであっても、楽曲の魅力が半減することはない。とりわけエイミー・マンは、キャリアもスキルも超一流のSSWである。最初はアコースティック仕様にとまどっていたオーディエンスも、終演後には大満足で会場を後にしたのではないだろうか。ティル・チューズデイ時代の“Voices Carry ”もやってくれたしね。世の女性は、エイミーの生き様と、あの素敵な歳の重ね方を勉強すべきです。男の俺でも憧れちゃうぜ。
All photos by Smashing Mag

ダディーは世界一

『SHOWBIZ COUNTDOWN』にて、THE HANGOVER(日本公開中止ってどーゆーこと!?)と共に驚異的な連続トップ10入りを記録していたのも印象的な、リーアム・ニーソン主演の『96時間』(原題:TAKENを観ました。『24』シリーズのファンを呼び込もうと画策したのか(事実、ジャック・バウアーがナレーションの予告篇がある・・・)、原作へのリスペクトやボキャブラリーの欠片も無いファックな邦題を付けた関係者にはガッカリですが、それを差し置いても、破格にすんばらしい映画でした。もう手に汗握りっぱなし。

人身売買を生業とする組織に誘拐された愛娘を、元CIAの最強パパが自ら助けに行くというプロットに目新しさは感じられないものの、敏腕スタッフによる驚愕の編集力と構成力で、息をも付かせぬスリリングな映像に仕上がっています。主人公の立ち位置や能力、娘(あるいは元嫁とその再婚相手)との関係性、犯罪組織の存在などは、多くを語らずともコンパクトに観客に理解させることに成功。そのため、アクション・シーンや銃撃戦、カーチェイスなどド派手な演出と見せ場には予算も時間もたっぷり。特に、パリ市街地をアウディで逆走しまくるカーチェイス・シーンですが、先日観た『MW』の序盤で繰り広げられた、作り手のオナニーでしかない長くて単調だった爆走シーンとは好対象。これは、絶対に劇場で観なくてはならない作品と言えるでしょう。伏線をきっちりと回収したエンディングもお見事。

それにしても、マフィアの黒幕が、肥え太って禿げ散らかした下劣なジジイ(もちろんバス・ローブ)というステレオタイプな設定にはやや失笑するものの、娘が攫われた直後、犯人に電話越しで宣戦布告を突きつける緊迫のシーンは、今後、クライム・ムービーにおける語り種になるはず。シビれた。まあ、いくらなんでもあれだけ他所の国で暴れて、一般市民を巻き込んでおきながら、何のお咎めも無しというのは虫が良すぎますが(笑)。ていうか、パパ強過ぎ。本作を観賞後、あなたは、たったの90分しか時間が経過していなかったことにきっと驚くでしょう。それぐい濃密で、スピーディーで、かつシンプルに楽しめる久しぶりの良作です。余談ですが、スウェーデンのあのバンドの曲も爆音でかかりますよー。

C BY CHLOE

谷西武の「movida VIA BUS STOP」が閉店したわけですが、改装後に何のショップがテナントに入るかは当然、ご存知ですよね? そうだね、「OPENING CEREMONY(オープニング セレモニー)」だね。

本国アメリカでは、女優のクロエ・セヴィニーが同店とコラボしたブランド『クロエ・セヴィニー フォー オープニングセレモニー(Chloe Sevigny for Opening Ceremony)』の2009 A/Wが一足早く立ち上がったようです。これがまた、あれま、意外にシックでいい感じじゃないのー。



まあ、女の子のモデルが、めちゃんこタイプというのもあるのですが…。1着ぐらい購入してみたいものの、超絶Expensiveな価格設定らしいです…。このバリュー・ブランド全盛期にようやるぜ。ユニクロ×ジル・サンダーの「+J(プラスジェイ)」でさえも標準価格を抑えたというのに……。

とはいっても、10日後のグランド・オープンが楽しみだなー。クロエ来日しないかなー。というか、OPENING CEREMONYの「オープニング・セレモニー」のようなイベントは開催されるのでしょうか(笑)。 気になるぜ。

SUMMER SONIC 2009 【TOKYO DAY 1】前代未聞のゲリラ豪雨で、ゴリラと命からがらSurvivalism 編

「サマソニでは雨は降らない。濡れない」というジンクスが思いっきりぶち破られた初日の金曜日。初の3日間開催で失敗は許されないゆえか、平日だというのに嫌がらせの如く豪華メンツをねじ込んできたので、必殺の夏休みを1日消化させて頂きましたよ。とはいえ、ウキウキの<フジロック>とは違い足取りは重く。誰かが「サマソニは“フェス”じゃなくて“スタンプラリー”だよ」と発言していたのだが、言い得て妙だと思う。充分通える距離なんで、連日、ホテルも漫喫もキャンプ・エリアも使用せず自宅から海浜幕張まで3往復したわけですが、疲労感がハンパじゃないっす・・・。それじゃあ、張り切ってレジュメしていくんだぜ(アーティスト名の配色が各ステージのカラー)。

Red Light Company
超高額な通し券を買ってやってるというのに、「リストバンド引き換えがマリンのみ」というファックな高待遇のお陰で、オープニング・アクトのボウディーズには当然間に合わず。まだ観たいアクトがいないとはいえ、1発目から微妙なバンドだなー。

School Of Seven Bells
美人姉妹シリーズその1。音が悪すぎて、あの幽玄なハーモニーは一切拝聴できませんでした。もちろん、前の方でその美貌は拝みましたけどね。<メタモ>でプレフューズ73と共演してくれたら良かったのに。というか、そろそろ<ソニック・ステージ>にもスクリーン設置しておくれー。

The Big Pink
音楽はもちろん、ヘア・スタイルもファッションもステージ構成も、徹底的な「美学」に拘り抜かれていました。ジザメリにエレクトニックな要素をプラスして、今風にした感じ。

Kyte
紛れもない「シガーロス・チルドレン」。去年親の方を観ているだけに、いまいち。

Girl Talk
<マウンテン・ステージ>のケイティ・ペリーが急遽キャンセルということで、渋々覗きに行ってみたものの、これが超楽しい。のっけからステージには現地調達のダンサーが数十名踊り狂い、グレッグ本人も機材の上に乗っかって煽りまくり。MJからオフスプからレッチリからラモーンズまでなんでもかんでもマッシュアップして、えげつないほどに盛り上げてくれました。

65daysofstatic
実は初見なのだが、日本での評価って過剰すぎないか? 良くも悪くも「モグワイの短縮版」といった音楽性で、特に惹かれるものはなし。

Phoenix
大本命のジェニーちゃんは・・・単独公演まで取っておくことにして、フレンチ・ロックのフェニックスへ。流石に巧いなー。なんでも、翌日の大阪はメンバーの体調不良により1曲でキャンセルとなってしまったようだが、後々のカサビアンといい、ホルモンといい、<マウンテン>には新型ウィルスが蔓延していたのでは・・・みんな大丈夫か? かつてはスタッフ弁当で大量の食中毒被害を出した同フェス、出演者にまで危害が及ぶようでは、存続も危ないのでは。

Mercury Rev
バックのシアトリカルな映像といい、美声コーラスワークといい、楽曲の再現度と構成力が完璧過ぎ。ちょっと眠かったけど、“The Dark is Rising”の壮大なオーケストレーションは舌を巻くほど素晴らしかった。

Datarock
実は、3年以上前に某クラブ・イベントのゲストとして来日したステージを観ているが、満を持してサマソニに登場。お馴染みの赤ジャージで暴れまくっていて、楽しそう。

Nine Inch Nails
<ソニック>のミューは完全に捨てて、本日絶対に見逃せないNINのためにいざマリンへ。「トリのマイケミを喰ってやるかんね! 後悔しても知らないかんね!」と主催者に息巻いていたというトレント・レズナー、有言実行。気合も気迫も体格(ゴリラ並み)も演奏も、もはや別次元。壮絶なんてもんじゃない。アリーナに降りて観ていたのだが、“March Of The Pigs”のモッシュに巻き込まれた後、“The Frail”の静謐なピアノ・ソロに召還されたように、突如雷を伴ったゲリラ豪雨が会場を襲う。最後の東京ライヴかもしれないし、このまま残っていたかったのはマウンテンマウンテンなのだが、この日は深夜まで残るつもりなのにカッパも着替えも持っていないので、初日から風邪をひいては敵わんということで、あえなくスタンド席へ退散。出口は当然すし詰め状態で、ただでさえ使えないスタッフも困惑気味。しかし、皮肉にもこの雷雨のシチューションが素晴らしいのなんのって、天候までも演出に変えてしまったネ申トレント。<フジロック'05>のファットボーイ・スリム級だったんじゃないか、あれは。“Head Like A Hole”が無かったのは残念だが、期待を裏切らないどころか、予想の遥か斜め上を行く現役っぷりに大満足。ラストの“Hurt”は雨よりも骨身に沁みた。

MOGWAI
長蛇の列のシャトル・バスに揺られつつ、全力ダッシュで<ソニック>へ戻る。年明けの単独は<リキッドルーム>を選択したため聴けなかった“Mogwai Fear Satan”が、3曲目で早々と披露されたと聞いて歯軋り。とはいえ、“Batcat”は相変わらず凄かったー。ただ残念だったのが、<ソニック>と<ダンス>が思いっきり隣同士のため、ソウル・ワックスの音が被りまくり・・・。なぜ休憩エリアを間に挟まない? クロークもメッセからは排除されていたり(しかも時間限定)、スタッフの質も最低のまんまだし、10年もやっているというのに退化してどーすんだ。演奏終了後にすかさず出てくる知ったかぶりのクソ司会者どもも、余韻ぶちこわし。ちょっとは空気読めよ。やはり、モグたんは<フジ>か単独で観たいです。

Aphex Twin
緑色のカタカナ電子文字が、謎の警告メッセージを刻んでスタート。巨大な3面スクリーンの中央ブースに、リチャード本人がちゃんと姿を見せただけで安堵。トロフィーとか食器とか、意味不明のアイテムをエフェクトしまくっていた奇天烈VJをものともせず、意外にも歌モノや、ヒップホップ、ドリルンベース、自身の“Window Licker”に、レーベル・メイトのスクエアプッシャーまで、何でもありのごった煮ミックス。踊れそうで踊れない禁欲的な変態サウンドに棒立ちのオーディエンス多数だが、無理もない。お馴染みの、リチャのあの「不気味スマイル」が投影された時はみんな大喜びだったが、終盤の屠殺映像→事故映像→死体解剖映像→スカト□映像のコンビネーションには、女子連中引きまくりで痛快。大いに笑う。11月の<WARP 20>で、クリス・カニンガムとコラボしてくれたら死ねるんだけどなー。

 

ところで、この2つのロゴって似てるよね。

MIDNIGHT SONIC


ゆらゆら帝国
この日の<ソニック>で一番音が良く反響していた気がする(単純に、帰った客が大勢いて空いたからというのもある)。“学校へ行ってきます”って、冷静に歌詞を聴くと面白いね。

TRICKY
まさかの<サマソニ>出演。以前、盟友のマッシヴ・アタックが出演しているとはいえ、なぜこのタイミングで? 悲しいほどにガラガラでした。本人は相変わらず裸体でタトゥーを見せびらかしていて、頑張っていましたがね。

THA BLUE HERB
ボスかっこいいー・・・けど、もう駄目だ、寝る。

Y.Sunahara
まりんの貴重なライヴ! でも、やっぱり駄目だ、寝る。

というわけで、深夜に食した玉子×2個入りのラーメンで体力が回復することもなかったので、始発で一度帰宅。ついつい某掲示板でNINの評判を覗いていたりしたら、あっという間にAM8:00になってしまったため、シャワーを浴びて土曜編へ続く(キートン山田風に)。

TOGAとキム

い加減、BLESSのブレス(レット)が飽きてきたので、¥10,000以内でE感じのブレスを探していたのですが、職場から1分のTOGA HARAJUKU STOREに素敵な商品がありましたよ。


アンティークのベルトをリメイクしたすべて一点物のブレスで、直営店のみ限定販売のアイテムのようです。お値段の方も、¥5,000〜¥7,000前後となかなかリーズナブル。レディース・ブランドのためウェアーは一切着られないのですが、TOGAの世界観には昔から相当
インスパイアされているので、小物だけ身に付けるっていうのも、大いにアリではないかと。

いくつか試してみた上で、サイズ、柄(ちょっと和風の趣きも)ともにパーフェクトだったこちらの1点をお買い上げ。まあ、マテリアルとなったベルト1本から最低でも2〜3本はリメイクできるはずなので、被ってるデザインのブレスも何個かありましたけどね、ご愛嬌。


おNEWのお洋服やアクセを買うと、やはり気分がアガりますね。物欲マンセー。

で、TOGAといえば、先日リリースされたソニック・ユースの新作『THE ETERNAL』のスペシャルBOX SETにてTシャツを提供していたことをご存知のファンも多いはず。そのあたりをスタッフさんに突っ込んでみたところ、なんと、<サマソニ>東京公演の翌日にキム・ゴードンがお一人様で(他のメンバーは当然、レコ屋めぐり)来店したとか! ステージでもミニのワンピースを着用していた姐さんですが、こちらでもコレクション・ラインのワンピースをお買い上げ。あと4年で還暦とは思えない、唯一無二のロックンロール・ミューズっぷりだったようです。ついでにX -girlも視察したんでしょうか(笑)。

なにこれすごい

トルスのタイちゃんのソロがやばすぎる。



もう11月の<エレグラ>もバトルスじゃなくてソロでやってほしいぐらいだぜ!

FRF'09【7.26sun DAY 3】2名のハーバード大卒と、7つの単音リフでサニーJ・サービス 編

終日は、ベースメントまでは<グリーン>と<レッド>の出演アーティストがほとんどどうでも良かったので、前半はかなりまったりめ。早めに会場入りしてマスドレをちょっと観て、朝食。続く噂の韓国バンド、クライング・ナッツのどこのライヴ・ハウスですか? と言わんばかりのガラガラぶりに爆笑。その後、<ホワイト>のホーリー・ファックはもう捨てて最初の大本命、SSSCへ。お揃いのTシャツ&ナポレオン・ジャケットという組み合わせも然ることながら、スキンヘッドにレイバン着用というトム・モレロの御姿は、まるでマッカーサー元帥のよう。昨年の金曜<ホワイト>でギャラクティックのゲスト・ヴォーカルとしても参加していたブーツ・ライリーは、ザック・デ・ラ・ロッチャどの気迫は感じられないものの、かなりエッジの効いたライムが小気味良い。M.I.A.の“ペーパー・プレーン”というおいしいカヴァーもありつつ、クラウザーさんばりの「歯ギター」まで飛び出したモレロの変態ギター・テクに酔いしれる。終盤の、彼のアジテーションなMCもファッキン最高でした。ここで1ハーバード。

<キッズ・エリア>のかき氷を食べ歩きしながら、しばらく奥地での滞在を決め込む。<オレンジ>にて昨日のファナのリベンジを果たし、<ヘブン>のDachambo、<ホワイト>のエアボーン・トキシック・イベントを遠目に鑑賞。頭脳警察は一発目から“ボーン・トゥ・ビー・ワイルド”というダサさっぷりに辟易したか、ンパンだった一見さんと思しきオーディエンスがぞろぞろ移動を始める。で、再結成3度目? のライヴであるサニーデイ・サービス。ここでまさかの局地的豪雨。曽我部さんの声がヘロヘロでしたが、ギターの鳴りはかなり良かった。また<オレンジ>へとバックし、SOUL FLOWER UNIONのお祭り騒ぎを聞きながら、最果ての<カフェ・ド・パリ>や<ストーンド・サークル>まで足を伸ばし、レイドバックしながら写真撮影。<ヘヴン>にて、やっぱりあんまり好きになれないROVOを鑑賞しつつ、久しぶりの<ホワイト>へ。ここからは超・本気モードです。

自称「晴れ男」とのことで、三日月さえも呼び寄せた高橋幸宏のステージ。客演のコーネリアス小山田圭吾のほかにも、ドラマーが千住宗臣だったり、キーボードが売れっ子の堀江博久だったり、さすが元YMO! と感嘆を漏らさずにはいられない豪華絢爛な布陣。いつもの通りハット&眼鏡&チョビ髭という出で立ちのジェントルな高橋さんはもとより、辻川幸一郎ちっくのキュートなVJといい、アダルトで洒脱でアーティな世界観が、ひんやりとした空気の<ホワイト>にぴったりでした。ウラに特別観たいアクトもいないし、アニマル・コレクティヴは前方で拝みたかったので、椅子に座ってしばしその時を待つ。相変わらずディーケンが不在だったが、1年半ぶりの彼らは明らかに佇まいや風格が落ち着いていたように見えた。深海にいるかのような明度の低いライティングに照らされ、ニュー・アルバムの中でもとりわけポップなナンバーを中心に展開していく。じわりじわりと熱を帯びていった演奏が中盤に差し掛かり、もはや伝説となった長尺アレンジの“ファイヤーワークス”へ突入。PAとステージの間ど真ん中という絶好のポジションで、全身で音の洪水を浴びた所為か、脳味噌をぐっちゃぐちゃにかき混ぜられたような錯覚に陥る。圧倒的な多幸感と、底無しの祝祭感。どんなに賛辞の言葉を並べても足りないくらい、本当に本当に素晴らしかった。最終日の<ホワイト・ステージ>という魔力を持ったシチュエーションも大きく加担したはずだが、トップクラスのDJたちが3時間かけてオーディエンスを連れて行こうとする世界まで、アニコレはものの1時間とかからなかったのだ。もう野外でしか観たくないぜ。

もうお腹いっぱいと思いつつも、せっかくなんでウィーザーをチラ見するために<グリーン>まで足を伸ばしてみる。“ハッシュ・パイプ”のギター・リフに導かれるまま到着すると、昨年の単独公演時のマリオのような髭ファッションからはすっかり足を洗い、ナードなメガネくんスタイルに戻っていたリヴァース・クオモ。ここで2ハーバード。また一段と日本語が上手くなっていて、後日談だがレディー・ガガやブラーやホワイト・ストライプスのほかにも、日本のナショナル・アンセム“君が代”までカヴァーしたらしい。やりすぎ。ちょうど“パーフェクト・シチュエーション”や意外に良かった新曲を聴けたりしたので、心置きなく<ホワイト>へカムバック。巨大なラジカセのバック・フラッグを背後に、遂にこの<ホワイト>にて大トリを飾ることになったロイクソップ。「ホントニホントニホントニアリガトゴザイマース!!」と、超ハイ・テンションなトルビョルンにオーディエンスも若干引き気味。スヴェインのコスプレや女性ゲスト・ヴォーカルなんかも面白かったんだけど、前出のアニコレが良すぎたせいか、あまり入っていけず。ある程度のところで見切りをつけ、2009年度の<フジ・ロック>最後の大騒ぎをすべく集団で<グリーン>に向かう。ここ数年不発だったクロージング・アクトだが、今回は<グラスト>でも6万人以上を踊らせてきた最強のパーティー・バンド、ベースメント・ジャックスだ。悪くなるはずがない。で、結果、超・超・超・最高。初っぱなから“グッド・ラック”は反則でしょーに。入れ替わり立ち代わりのヴォーカルに、どんどん増えていくステージ登壇者。フェリックス自らヴォコーダー・ヴォイスでマイクを執った話題沸騰中のブランニュー・チューン、“レインドロップス”は、もはや今年を代表するアンセムとして恥じない出色の完成度。前出のウィーザーに対抗して? サックスで“セヴン・ネーション・アーミー”のリフをカヴァーしたりも。気付くと20名以上もの人間が踊り狂っているステージに負けじと、最後の体力を振り絞るフジロッカーたち。大団円とはこのことか。唯一無二で酒池肉林の、最強のダンス・レビューでござんした。大満足。

もはや絞り滓程度しかない体力で、惰性で観るつもりだった深夜<レッド>のサニーJはハイトーン・ヴォイスの黒人女性ヴォーカルが凄くて、ついつい小躍り。しかも、ここでも“セヴン・ネーション・アーミー”が使われていて、つくづく「2000年代最強のギター・リフ」なんだなーと痛感。その後は<パレス>にあるジョー・ストラマーのバスや、「世界で一番小さいナイトクラブ」などで遊んでみる。どいつもこいつも名残惜しそうだ。かくいう俺も、再び<レッド>に戻ったりして、卓球のDJに朝6:00まで付き合いました。4日間の合計睡眠時間、なんと12時間未満。さすがに身体が終了のお知らせ。最後の車中泊後、またしても雨の中でテント撤収を手伝い、苗場プリンスホテルに集合して(もちろん、ベンジーも)バスで都内まで帰宅。苗場の快適さが骨身に沁みる、下車後のうだるような湿気は忘れられない。そして、皆それぞれの現実へと帰還していくのであった……。来年も死んでも行きます。あ、みんなでカラオケBOXあたり借りて、巨大プロジェクターでフジのDVD鑑賞会やりませんか?

おわり

FRF'09【7.25sat DAY 2】追悼ムードのグリーンを横目に、ホワイトでXジャンプ(2度)編

日の悪天候がウソのように晴れ渡り、浸水した雨ガッパや寝袋などが一瞬で乾く。ドラゴンドラのチャンスを逃したので、ポテトマン夫婦と<グリーン>でザ・バースデイ。チバの、アベフトシへのコメントを聴き逃してしんみり。<レッド>のフューネラル・パーティーはいまいち。続く飯田マリアは、女子プロレスラーみたいな体格にげんなり。また<グリーン>に踵を返してシェウン・クティ。我々とはケタ違いの、黒人の天性のビート感ににんまり。<ホワイト>のガスライト・アンセムを尻目に、失念していた<木道亭>のファナ・モリーナ目当てでボード・ウォークを急ぐも、渋滞で間に合わずしょんぼり。<ヘヴン>のCOOL WISE MENではリクル・マイが飛び入りして場を盛り上げるが、早めに<ホワイト>へバック。「どこまでアウェイなんだあああ!!!」と叫んだ特効服姿の大槻ケンヂのMC(トイレのくだりに噴いた)を含め、シャイコーすぎた筋肉少女帯は満員御礼。Xジャンプを職権乱用した“踊るダメ人間”や、“イワンのばか”、“元祖高木ブー伝説”などなど無駄に豪華なセット・リストにN村さんもご満悦か。

その後はまったりモードで、アグロライツにて美人マイミクさんと再会したり、メルヴィンズのツイン・ドラムで踊る小学生にビビったり、<グリーン>のベン・ハーパーに後ろ髪引かれつつも、土曜、というか今年のフジ最大の目玉<レッド>のブライト・アイズへ。リハーサルで本人が歌い出すというサプライズもありつつ、ゴキゲンな様子。前回の<サマソニ’07>では、シンディー・ローパー待ちと思しき棒立ちのオーディエンスに向けて、怒り心頭のキレキレなパフォーマンスをやってくれて、それはそれでシビれたものだったが、今回は盟友マイク・モーギスと女性コーラスを含めた、コンパクトな4人編成で終始アコースティック。何度も缶ビールを呷っては、饒舌に喋りまくっていたコナーくんだったが、あの奇跡のような歌声には一片の曇りなし。“ルア”を筆頭とする名曲に次ぐ名曲のオンパレードに、隣のアメリカ人ガール(身長180cm超え)大喜びで、かなりレアで贅沢なステージだったのでは。それにしても、コーラスの女性が可愛すぎてコナーくんのリア充っぷりに嫉妬したぜ。

<グリーン>に戻ると、昨夜のオウェイシスに勝るとも劣らない大観衆が、キヨシローとの最後の祭りを味わっている。「本人のライヴも観たかったなー」と冷静に思いつつ、トータス松本の坊主姿に驚く。“JUMP”での、スクリーンのキヨシロー映像とステージの生演奏のシンクロには、本当にそこにキングがいるかのような素晴らしい演出だった。余韻を残しつつ<レッド>へと赴き、ダイナソーJr.。まあ、可もなく不可もなく。ルー・バーロウのソロに期待だな。全3回の出演がすべて<グリーン>というのも記録的なヘッドライナーのフランツを4~5曲ほど聴いて、<ホワイト>のパブリック・エネミーへ。<サマソニ'05>に引き続き、またしても「時計のおじさん」ことフレイヴァー・フレイヴにビザが降りなかったらしく、決定的な何かが欠けたステージ。とはいえ、アメリカ大統領やらキング・オブ・ポップやら過去のフジ出演ヒップ・ホップ・アーティストへの賛辞やら、メッセージ性の高いMCにはぐっときた。バック・バンドとDJもめちゃくちゃ巧いし、“ターミネーターX”ではまさかの本日2度目のXジャンプもできたし。完全体で観られたなら、本日のベスト・アクトだったのではないかと思うと、時計不在が悔やまれます。あと、チャック・Dが頑として「フジロック」とは言わずに「フジ・フェス!」と言っていたのだけど、「ロック」と呼ぶことで安易にカテゴライズしてしまうことを忌避したのだろうか? だとしたら相当かっちょいいぜ。CD、Tシャツ、DVD、アーイ。PE終了後は、<レッド>深夜のアクトには5%も興味がなかったので、<オアシス>にて大体、毎回、いつも同じメンバーと再会。「ゴアテックスって何?」と言わんばかりの着の身着のままで苗場入りした、某たまりんBOY(2日目のみ参加)と某敏腕営業マンの男前っぷりに思わずウホッ。

つづく

FRF'09【7.24fri DAY 1】アキレスもとい、オアシスと亀。浅から野ひどい豪雨で出番もCHARA 編

1日中大雨に見舞われた初日。この日はかなりのスロースターターだったため、スカパラはおろかロングウェーヴすら間に合わず、ラスト1曲を外から聞いて幕開け。しょうがないから腹ごしらえした後、<レッド>ケイジ・ザ・エレファント→<グリーン>ホワイト・ライズ→<ホワイト>エボニーと、10分単位でハシゴ。前夜祭のリベンジを果たしたエボニーは、ど派手なルックスからハイプ臭がプンプンだったものの、意外に声量があってパワフルで好感が持てた。オーディエンスごと右へ左へぴょんぴょん誘導していくやつは端から観ていても楽しかったです。でも、ギターの日本人は誰なんだ? 続いて、本日最初のエグい被りポイント、ダヴズ vs M83。とりあえずダヴズは“パウンディング”さえ聴ければいいやと思っていたので、先に<グリーン>で待機。これが大正解。4曲目あたりで早速プレイしてくれたので、ホクホク気分で<レッド>へ。しかし、その世紀の名曲ですら霞む壮絶なパフォーマンスが繰り広げられていたとは、夢にも思わなかった。M83は音源から察するに、もっと静謐でシューゲイジーなステージを勝手に想像していたのだが、アウトロでしつこいぐらいにアゲてアゲてアゲ殺すというアグレッシヴな演奏に鳥肌&悶絶。カーディガンに生デニムという、エヴァー・グリーンなアンソニー・ゴンザレスのファッションにも悶絶。おそらく、最初から観ていたら金曜のベスト・アクト。しばらく活動休止というのが勿体ないなー

その後、リリー・アレンは3回も観てるし、同じ地元のCHARAにすっぺと考えていたのだが、きゃわいい女子連中からのお誘いもありつつ、結局<グリーン>でリリーたんと一緒に中指を立てている俺。意志よえー。<グラストンベリー>でのポロリ期待な衣装ではありませんでしたが、カイザー・チーフスやブリちゃんのカヴァーもやったりで相変わらず歌上手くて良かった。周囲も外国人ばっかりで、まるで海外フェスのような光景。その勢いで<レッド>のヴァージンズをチラ見すると、ちょうど“リッチ・ガール”が。フロントマンの、「一番」と刻まれたTシャツにMOSCHINOのタオルという驚愕のハイ・ファッションにやられる。また<グリーン>に戻って、パティ・スミス御代を拝む。ギタリストとして共演した元テレヴィジョンのトム・ヴァーラインが激渋かったー。半分ほど鑑賞してから、足早に山奥へ。<ホワイト>のトイレに並びながらハナレグミを聴いていたら、ちょうどスチャダラパーのBOSEくんが飛び入り。流石にサビまではやらなかったけど、“今夜はブギー・バック”のリリックを織り込んだりして盛り上げてくれます。大名行列のボード・ウォークをなんとか抜け出して、<フィールド・オブ・ヘヴン>にて本日大本命のトータス。1曲目は、ニュー・アルバムでもっともロックしている“プリペア・ユア・コフィン”。亀の甲羅っぽいカタチのスクリーン(亀山モデル?)に映し出されたミニマルな映像をバックに、芸達者にもほどがある百戦錬磨のメンバーたちが、ドラムス、グロッケン、シーケンサーなどポジションを頻繁に変えながら緻密な亀の世界を構築していく。『TNT』からのナンバーが一番歓声が大きかったのは仕様か。バトルスほどの衝撃は無かったけど、アンコール込みの約90分間、たっぷりと楽しませて頂きました。トータス終了後、すぐお隣の<オレンジ・コート>へ。地面のぬかるみっぷりは全ステージ中最悪で、まるで底無し沼のごとく。ゴングのお爺ちゃんたちを遠巻きに眺めながら、新設された喫煙&バーエリアにてアンダーカバーのジョニオ氏とヒス北村氏、別の場所でカメラマンの新田桂一氏など、所謂『EYESCREAM』な面々を発見。

ガラガラの<ホワイト>を通過しつつ、念願のオウェイシス@苗場へ。3月の単独はスルーしたため、<サマソニ'05>ぶりだったので実は超楽しみでした。超満員の観衆の中、今回は定刻通りに表れたのだが、リアム、声全然出てないじゃん……。とはいえ、ノエル兄貴の奮闘ぶりと、「オマエらはどうせコレが聴ければ満足なんだろ?」と言わんばかりに、新譜のナンバーをほとんどやらない吹っ切れたベスト・セット・リストには、否が応でも盛り上がらずにはいられない。ポール・ウェラー師匠の飛び入りこそ無かったものの、やはり、それなりに満足してしまいました。ただ、“ドンルク”はアコースティックじゃない方が好みだな。オウェイシス終了後、スマイリー&POKIと一緒にブライアン・バートン・ルイスがステージに登場。スクリーンには「時間短縮します!」と記載されていた<オールナイト・フジ>だが、ところ天国の川(濁流っぷりが半端じゃなかった)を工事するため、今年はあえなく中止とのこと。浅野忠信のDJは気になったものの、どのみちこの天候とコンディションじゃ誰も足を運ばなかっただろうし、正しい決断だったのではないか。そんなわけで僕は一旦クルマに引き返し、カッパを乾かしつつ着替えて休憩。全身が疲弊していたため、<レッド>深夜のギャング・ギャング・ダンスをばっちり見逃す。某告学校時代の愛すべき後輩たち(高学歴)が到着したようなので、<オアシス>で合流しつつブラカ・ソン・システマで共に踊り倒す。ステージの柱によじ昇ったり、水鉄砲をオーディエンスにぶちまけたり、ピーチズらと一緒に終始はしゃぎまくっていたディプロは、見事、翌日の<パレス>でのDJをドタキャンしてくれました。なんというダメ人間。あと、<パレス>でDJやってたリリーたんも、隣の男に回してほしいディスクを渡すだけという、凄まじいスピンを披露。そして、この日一番の衝撃は、浅野&CHARA夫妻の離婚のニュースが会場内を駆け巡ったこと。タイムリーすぎて思わずベスト・アクトになりかけました。

つづく

FRF'09【7.23thu 出発~前夜祭】ちゃ~た~くんとテントでブロークバック・マウンテン 編

6月の<タイコクラブ>における、周囲のクルマから嫉妬と羨望の眼差しを一身に集めた、視線罰ドライバーとしての勇姿も記憶に新しい、さ~た~くんオーガナイズによる快適・格安バスツアーで、卑猥なカタチの新宿モード学園前から苗場スキー場までひとっ飛び。参加メンバーに上下デニム、全身タトゥー、カーリーヘアと髭フェイスというベンジーにクリソツな男性がいて、「Saturday night おまえを乗・せ・て・る~♫」と、乗せてもらっているのにそう言わんばかりのオーラに一同たじろぐ。リストバンド交換後、脱兎の如くキャンプサイトへと駆け込むも、やはり平地はすでにほとんどが占拠されてしまっている。一部、あまりにもエグい場所取りをしているクズどもがいたので、すべてのペグを、もち豚の串に差し替えてやろうかと思ったぐらいだ。小雨が降りしきる中、以前よりも慣れた手つきでテント設営が完了。しばしの休憩後、いざ前夜祭へ。もはや盆踊りや大食いバトルやお楽しみ抽選会よりも恒例となっている、「五平餅」の海苔醤油に舌鼓。うめー。店員のお姉ちゃんが今年も変わっていなくて一安心。雨が強くなってきたので花火は無いだろーと、タカをくくって<レッド・マーキー>に入った途端、怒号のような歓声と爆発音。し、しまった…。

気を取り直して本年度一発目のライヴは、ここから<フジ>閉幕後の新宿でのインストア・ライヴまで、最多出演を果たすことになる、レーヴェンのお披露目。苗場でしかありえないこの歓迎ムード。フラフープなんかも飛び出したりして超楽しい。続いてお馴染みのDJ MAMEZUKAによるベースメント・ジャックスの“グッド・ラック”を流し聞きしつつ、ライブ2番手はインスペクター・クルーゾ。ジョン・フルシアンテmeets葉加瀬太郎なルックスのG&Voがやばすぎ。超高音のファルセットから、ヘビメタばりのデス・ヴォイスまで、振り幅自在の声域とギター・リフが最高でした。合い言葉は、「Fuck the Bass Player!!!」。その後は、<グリーン>まで足を伸ばすもオウェイシスがリハなんぞやってるわけもなく、友人と落ち合うため一旦テントへ。が、勢いを増す大雨と睡眠不足にやられ、後半のAFRAとエボニー・ボーンズが気になりつつもご臨終。その後はご存知の通り、映画『剣岳』級の強風&豪雨でろくに眠ることすらできず、朝からせっせとテントの中の水分を排除。しかしここで神降臨。フジの大先輩N村様からの「場内1に停めたクルマ自由に使っていいよー」という、鶴のひとこえに甘えて、奈良のおばちゃんに急かされたわけでもないのにとっとと引っ越し! を図る俺。いくらか手伝った&新メンバー合流という事情を考慮しても、ちゃ~た~くんは少しイラッとしたはずだ(スマヌ)。それにしても、『彼岸島』の洞穴ぐらい超助かった!

つづく

上半期映画総括2009

1.『チェ 28歳の革命』★★★
2.『チェ 39歳 別れの手紙』★★
3.『20世紀少年 <第1章> 終わりの始まり』★★★
4.『20世紀少年 <第2章> 最後の希望』★★
5.『ワンダーラスト』★★★
6.『少年メリケンサック』★★
7.『ベンジャミン・バトン〜数奇な人生〜』★★★★
8.『チェンジリング』★★★★
9.『7つの贈り物』★
10.『おくりびと』★★★★
11.『ホノカアボーイ』★★★
(主人公どんだけボンボンやねん
12.『ウォッチメン』★★★★
(サントラもよかった)
13.『ワルキューレ』★
(トム・クルーズの子ども役はよかった)
14.『ザ・バンク 堕ちた巨像』★★★★
(グッゲンハイム美術館での銃撃戦はスクリーンで観るべき)
15.『レッドクリフPart.2』★★
(やはりセパレートするべきではなかった)
16.『スラムドッグ$ミリオネア』★★★★
(エンディングのダンスが最高)
17.『ミルク』★
(ショーン・ペンが好きじゃないことに気付いてしまった)
18.『イエスマン』★★★★★★★★★★
(もともと5つ超えなのが、ズーイー得点を上乗せ)
19.『グラン・トリノ』★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
(ネ申。ジェイミーの主題歌もネ申)
20.『バーン・アフター・リーディング』★★★
(マルコビッチのキレっぷりとCIAの迷走が素晴らしかった)
21.『レイン・フォール〜雨の牙〜』×
(ゴミそのもの)
22.『ヤッターマン』★★★
(ドロンボー一味の印象しかない
23.『GOEMON』★★★★
(キャシャーンのリベンジは果たしたかも!)
24.『おっぱいバレー』★★★
(レトロでした)
25.『デュプリシティ~スパイは、スパイに嘘をつく~』★★
(組み合わせは『クローサー』の再来で期待していたのだが・・・
26.『鈍獣』★★★
(もうおしまい?)
27.『消されたヘッドライン』★★★★★
(プロのジャーナリズムを垣間見た?)
28.『お買い物中毒な私!』★★★
(デートには最適か?)
29.『重力ピエロ』★★★★
(加瀬亮は岡田くんに食われてた
30.『スタートレック』★★★
(サイモン・ペッグ補正)
31.『インスタント沼』★★★
(あなたもミロが飲みたくなる)
32.『真夏のオリオン』★★
(モールス信号のケミストリー、堂珍www)
33.『路上のソリスト』★★★
(ロバート・ダウニー・Jrがしょんべんまみれw)
34.『それでも恋するバルセロナ』★★
(ペネロペすごすぎw 女子2人で行くと楽しめるはず)
35.『チョコレート・ファイター』★★★★★
(撮影シーンの本気っぷりに泣いた)
36.『愛を読む人』★★
(ケイト・ウィンスレットの劣化が・・・)
37.『蟹工船』★★★★
(『青い春』コンビの再現にときめいた!)
38.『ディア・ドクター』★★★★
(鶴瓶GJ)
39.『レスラー』★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
(おかえりミッキー・ローク)
40.『MW』★★★
(ウサたん悪すぎ)
________________________

というわけで、趣味が「映画鑑賞」と嘯いておきながら、『グラン・トリノ』と『レスラー』を劇場で観ていない輩は死んだほうがいい。『チェンジリング』含め、今年のエカデミー監督賞はイーストウッドでほぼ確定済みといっても過言ではないでしょう。できれば『チョコレート・ファイター』もガチで観ておいてほしいところですが、上映館が少なすぎるのでしょーがない。日本映画は、男優ではA太、女優では麻生久美子が圧倒的に健闘。安藤政信&いしだ壱成両雄のカムバックに期待しつつ、岡田将生の株が超・急上昇中。でも、夏帆とのドラマは観ていません。

そういえば『ターミネーター4』とか『トランスフォーマー リベンジ』とか『エヴァ』とか『ハリポタ』(↑の写真を貼ったものの)とか、続編ものをほとんどスルーしてしまっているので、そこはDVDと併せて攻略します。

あと、ゲイリー・オールドマンの顔に泥を塗ったくった『レイン・フォール』を、遥かに上回るゴミ映画と評判の『オーストラリア』『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』を未見なのがある意味悔やまれる。まあ、トリビアみたいなもんで鑑賞したことが人生にとって意味を成すことはないんだろうけども。ところで、デニーロとパチーノがガッツリ共演の『Righteous Kill』はホントに今年中に日本公開されんのか? はたして。

下半期は、夏フェス・秋フェスが続きまくるため土日の映画鑑賞が難しくなりそうなので、どうにかこうにか平日のアフターをやりくりして100本超え目指します。秋は『THE HANGOVER』と『空気人形』(というかペ・ドゥナ)が超楽しみ。

いや〜、映画って、本っ当に(ry

中立国

曜日は、フジロック直前の遊び納めで<NEUTRAL NATION>というイベントの第1回目に遊びに行ってきました。クラムボンとマイス・パレードといえば、去年のフジ初日にマイスと原田郁子さんが共演するってんで死ぬほど観たかったんだけど、さすがにヴァインズと被ってしまっちゃあ無理でヴァインズ、ということで諦めただけに嬉しい組み合わせ。

スタジオ・コーストには単独ライヴでしか行ったことがなかったので、今回初めてプール・エリアまで突入できたんだけど、狭いしプールの水汚いしけっこうショボい。でも、晴天に恵まれて気候も程よかったので、夏フェス先取りな感じで気持ちEぜ。メイン・ステージのSLY MONGOOSEの爆音を浴び、HALFBYのアゲアゲなセットを体感しつつ、縁あってフジ往復のバスにご一緒することになったEccy氏(7/25のDAY DREAMINGに出ます)のビートに刻まれつつ、出番終了後にご挨拶。ブースでは、クラムボンのミトさんことdot i/oがTENORI-ONを駆使したステージを展開していた。そういえば、去年のシネマティック・オーケストラのイベントにも出ていたのを思い出す。

続いて“日々の音色”のMVが話題沸騰中のSOURを途中まで鑑賞し、プールにてこれまたドラゴンドラ組の環ROYへ。これがめちゃくちゃ面白い! スキルがどうのこうのじゃなくて、純粋にHip-Hopへの愛を感じさせるリリックと、諧謔味に溢れたMCが超最高でした。あと、やっぱり日本語、当たり前だけど言葉がわかるってのはいいですねー。サ上とロ吉も出ちゃう土曜のDAY DREAMINGは、もうスンゴいことになりそうな予感。その後の髭男爵みたいな出で立ちのELEKIBASSをBGMに友人と談笑し、EGO-WRAPPIN'AND THE GOSSIP OF JAXXへ。期待を裏切らない素晴らしいパフォーマンス。なぜか『SEX AND THE CITY』のロゴ入りタンクトップ(笑)を着用した中納良恵さんの、あの小さなカラダのどこからあんなパワーが出るんだ? と疑問を抱かずにいられない声量にただただ圧倒された。お馴染み“GO ACTION”やシンディー・ローパーのカヴァーも飛び出し、ロックからジャズから昭和歌謡までまるっと飲み込んだそのハイレベルな演奏に、会場はこの日一番の盛り上がりを見せたと言っても過言ではあるまい。

その後は再びプール(夜はかなりいい雰囲気!)に戻り、知り合い祭りだったため音楽話を少々。前出のDJ KYOKO女史に手解きを受けていたフルカワミキのDJはもうハラハラのグダグダで最悪。「もういいよ! 確実に盛り上がるから、YOUスーパーカーかけちゃいなよ!」と思ったのは絶対に俺だけではないはずだ。メインのマイス・パレードは、もちろん原田さん&ミトさんの飛び入りもあったり、スパニッシュ・ギターとアコギの旋律が超絶ドラマーと相俟って、突如轟音になった瞬間なんかは、「こりゃモグワイよりすげーかも!」と鳥肌モンだったのだが、後半に機材トラブルが相次いでグダグダのまま終わってしまったのが心残りだった・・・。で、実は初体験だったラストのクラムボン。ありゃすげーわ。トータスを差し置いてヘヴンのトリを飾るのも頷ける、磐石かつ実験的かつ、名曲オンパレードの超ポップなステージ。“バイタルサイン”のアウトロが、もはやフリー・ジャズのインプロみたいになってて凄すぎて笑ってしまったぜ。MJに捧げた「フォーッ!」のやり取りも楽しかったです。単独はまったくチケットが取れないと聞くので、こういったイベントで観られてえがったー。

すべてのプログラムが終了した後、ステージ後方のカーテンが開いて映画のエンドロールのようなクレジットが流れたんですが、出演者・スタッフ・スポンサー、そしてオーディエンス、このイベントに関わったすべての人間にアプリシエイト(なぜか横文字)する、主催者の心意気を感じてぐっときた。

総括すると、子連れも多く終始ピースフルな雰囲気で、どこぞのJ-POP系フェスのようにガツガツした人間も皆無で、かなり快適な1日でした。7/17にはまだ大阪公演もあるけど、フェスティヴァル乱立の時代だからこそ、こういった良質な音楽イベントが毎年の恒例行事として定着していったら嬉しい限りですね。唯一の難点を挙げるなら、¥500というボッタクリ価格で余りまくっていたあのオーガニック・チョコケーキぐらいか・・・。ためしに試食しようもんなら、あっという間に口の中がパッサパサになってドリンクを欲するという、花●牧場もビックリの抱き合わせ商法(笑)。これにはまいった。

おそらく、この日会場にいた人たちの半分以上は、来週の苗場で再会できそう。金曜日、みんなで「そーさりーきゃんうぇーい」できるのが楽しみなんだぜ。

銀林檎

曜は、職場をロッカー代わりに荷物を置いて、代官山UNITの5周年アニバーサリーで孤軍奮闘してきました。某O師匠が急遽欠席だったため、最近もっこりDJプレイに興味が失せた僕はメイン・アクトまで相当ヒマだったんですが、Buffalo Daughterが思いの外かっこよくて痺れたぜ。ドラマーに元メンバーの「柔道二段・松下敦」もマツリセッションをひめくりあがって参加してくれたお陰で、ミニマルながらもアタック感最強。SILVER APPLESのカヴァーもすごかったぜ。

で、いまやmixiからぽっかり姿を消した某ツンデレ・ガールと去年の苗場ぶりに邂逅を果たしつつ、ついに主役のSILVER APPLESことシメオン御代登場。鼻毛まで震えた地殻変動レベルの大轟音にはじまり、曲構成、淡々とした生ヴォーカル、サイケデリックかつメルヘンなVJ、すべてが異質。自身の名前を冠したオリジナル楽器「シメオン」のレバーを右へ左へいじり倒して「ピョーピョー」いわせてました。かと思えばクラウト・ロック〜ドローン・メタルを想起させる不穏な重厚リフレインも連発したりして、ポーティスヘッドの『Third』やホラーズの2nd(どちらもジェフ・バーロウですね)、はたまたSunn O)))あたりに魅せられた僕としては超絶ツボ。

近未来を舞台にした大作映画にありがちな、あの荒廃とした世界観にピッタリとマッチしそうな激インダストリアルなミュージック。ハゲで白髪で還暦越え、一度は交通事故で死にかけたご老体なのに、どこの10代、20代の糞バンドたちよりもよっぽど前衛的だったし、現役だったし、かっちょよかった。すげーよ爺さん。“燻し銀”どころかギンギラギンに輝きまくってるよ(おでこ含め)。

それにしても人大杉だったので、銀林檎が終了しだいソッコー物販買って帰りました。ATP in 豪州仕様のTシャツはあっという間にSOLD OUT・・・。ちゃんと売り場をセッティングしていなかったのも良くないが、スタッフも対応しきれないほどの殺到っぷりでマナーも悪く、正直萎えました。ただ、ステッカーは無事にGET。SILVER APPLESのステッカーを、白か黒のMacに貼るのが目的なんです。あえて銀色の「Pro」の方ではなくね。超シャレオツじゃないっすか?

ちなみに、会場内にはゆらゆら帝国の坂本氏もいたらしーですが、混みすぎで全然わかんなかった。おしまい。

HOCUS POCUS

近のカエラたんはM.I.A.やYelleのパクリっぷりが甚だしいですが、“リルラ リルハ”の頃に戻ったかのようなあのボブ・ヘアーはやっぱり可愛いですね。

ただ、このスヌーピーとコラボしたホット・ペッパーのCM・・・


どうしてもコレを思い出さずにはいられないんですね、わかります?

パン・茶 ・宿直

・ストゥージズのギタリストことロン・アシュトン
元ウィルコのジェイ・ベネット
忌野清志郎さん
米SSWのジェフ・ハンソン
ノアの三沢光晴さん
アゲ嬢の純恋さん
『キル・ビル』のビルこと俳優デビッド・キャラダイン
コピーライターの眞木準さん
ジ・オーブ等のプロデューサーことアンディ・ヒューズ
ザ・ベンチャーズのオリジナル・メンバー、ボブ・ボーグル
女優のファラ・フォーセット

・・・などなど、もはや冗談抜きに「キラ様」が暗躍しているとしか思えないほど、各界の著名人が相次いで逝去してしまっています

とりわけ音楽業界が深刻だとは思っていたのですが、まさかあの「キング・オブ・ポップ」まで・・・。超熱心なファンだったというわけではないのですが、やはり非常に悲しいですね。もともと存在自体がファンタジーのような人だったので実感はまったく沸かないですが、今後、地球上であれほどまでの巨大なサクセスを収め、誰からも愛される正真正銘のスーパースターが表れるのでしょうか?

マドンナ、プリンス、そしてマイケル・ジャクソンの3名が同年代(50歳)というのは有名な話で、映画監督などの新境地も開拓したマドンナと、衰え知らずの創作欲で昨年のコーチェラにおいても現役感を見せつけたプリンス。その両名に負けじと、ロンドンO2アリーナでの50回にもおよぶカムバック・コンサートが間近に迫っていた時だというのに・・・。“スリラー”のPVのごとく、「ゾンビ」として復活を遂げるための、全世界のメディアを巻き込んだ超壮大な“前フリ”であってほしいと願わずにはいられません。

R.I.P.の代わりに、空耳を捧げます。

吐噶喇

いなー、いいなー、これいいなー。
奄美も種子島も屋久島も、どこもかしこも1年以上前から宿泊施設がパンク状態らしいので、そんな下界の民衆(a.k.a. MOON CHILD)を尻目に、豪華クルーズでボアやGGDのライヴを観て、ロシア料理に舌鼓を打って、そしてゆったりと船の甲板で今世紀最強の皆既日食を拝めるなんて、なんという贅沢。

それにしても、一体全体どうしたら、フジロック直前の平日ど真ん中にこんなツアーに参加できる経済力とスケジュール管理能力と大人の余裕が身に付くのか・・・。『思い出はプライスレスROOM』の「ASK!」の金額が非常に気になりますな。

ちなみに、こっちに参加すればもれなくハイパーメディアなんとかの嫁も拝めるかも。別に。

WARP 20

BOXセットが素晴らしすぎて鼻血が出ちゃう。グラファイトな趣きの配色も完璧。

11月に行われるというイベント(今は無きエレグラ的に、幕張メッセだろうね)には一体全体、誰が来るんでしょーね? 既に4月のWombでクラーク、Taicoclubでスクエアプッシャー、サマソニにAFX、メタモにPrefuse 73、とただ事ではない状況になっていますが、前述のどれか&バトルスとかクリス・カニンガム先生とかオウテカとかLFOあたり来ないかしら。坊主 of カナダも今年ぐらいは動いてほしーの。

それにしても、リスナー投票の「Vote」とか見てると、改めてホントにヤバいアーティストばっかりだぜ。うーむ、Warpコンプリートの道は遠い・・・。

エロ賢くなりたくないか?

れまたヤバいサイトのお目見えだ。去る6/8(せっかくなら69にするべきだったな)、業界タブーの重箱のスミをつつきまくることでお馴染みの雑誌『サ イゾー』より、世の健康男子を下半身から支えるWebマガジン『メンズサイゾー』がローンチされた。「エロ賢い」という優木ま○み的なキャッチコピーを テーマに、アダルトでダーティな日本社会をあらゆる切り口からご紹介。

もちろん、人気AV女優のコラムなんかも充実していく予定。キミの亀山モデルをシャープにして待っててくれ。まだブックマークに登録してないヤツは、下の青いURLへ急げ。

http://www.menscyzo.com/

と、某『VICE』風に日記を書いてみましたが、これからもろもろ期待できそうなサイトですね。吉沢明歩かわゆい。

で、気になったのが照沼ファリーザa.k.a.大沢佑香。セルフポートレートのヌード写真がセンスありすぎで、GEISAIでリリー・フランキー賞までもらっています。しかもかわゆい。

まあ、これ、ブスがやってたら目も当てられないけども。

ドラムンしゃもじ

   
やー、先週末のTAICOCLUBは晴天に恵まれて実に楽しかった!

友人が持ってきてくれたテントのキャパが余裕たっぷりで快適だったし、置いておいたキャンドルの火がまったく消えないくらい風もなかったし、なぜかウチらのおとなりが髭(シークレット・アクトかと思ったら、本当にフツーに客だった)のメンバーだったりして、幸先よいスタート。

が、先週からぐわんぐわんにこじらせていた風邪が長引いたお陰で、行きの車中で喉頭が完全にご臨終。お祭りなのにウィスパー・ヴォイスでしか喋れないという悲惨な状況に。意思疎通が出来ないのってつらいです。手話を習得したくなりました。

それはさておき、ライヴはZAZEN BOYZから観たけど、めちゃくちゃ良かったー。ラストに“RIFF MAN”もやってくれたし、和製ツェッペリンかくありなん。相変わらず、カシオメンはおんなじ半袖の柄シャツでしたが。ツジコさんは完全にスルーして、WEGではじめて2ndステージの「野外音楽堂」へ。雰囲気はこっちの方が断然好きです。ツイン・ドラムで情報量過多な曲展開ながら、満月と星空の下にはぴったりマッチ。SISと卓球先生をBGMに休憩しつつ、SPECIAL OTHERSのために再び音楽堂へ登坂。おそらく、今回トップクラスの集客力&盛り上がり。

が、ここに来てカラダのコンディションが超最悪な状態に。咳し過ぎで涙と何かが出てしまいそうだったので、JELもThemselves(もったいなすぎた・・・orz)も捨てて下界へ避難。アルコールと同じく、¥500という糞ボッタクリ価格のヴォルビックでドラッグ(普通の処方箋)を流し込み、スクエアプッシャーだけは最善の体調で最前で挑みたかったので、ケータイのアラームを登場時間30分前に合わせテントで仮眠。ばっちり回復しました(ノド以外)。

で、ホントに30分前から最前かぶりついて味わったハゲ気味プッシャー。凄まじすぎました。変態すぎました。最高すぎました。間違い無く本年度圧倒的ベスト・オブ・ライヴ。チープでやや「ワイプ・アウト」な感じのVJもなかなか良かった。『Just a souvenir』の曲はやっぱり生ドラム入れるのかな? と踏んでいたらホントにいくつかの楽曲ではサポートのドラマー(これまたハゲ)が参加していたのだけど、その破格のテクニックと手数が半端じゃないし冗談じゃない。もちろんトム様の指先も絶好調で、オーディエンスを煽る煽る。ていうか、もはや右手の動きがスゴいを通り超してキモい(笑)

打ち込みと生演奏を巧みに組み合わせ、新旧織り交ぜたセット・リストで最後まで沸かしてくれたハゲ改めネ申2人に、最大限の賛辞と祝福を。「新世代ドラムンベース」で名を馳せている最近のペンデュラムとかケミスツとか、もうガキの遊びにしか聞こえなくなってしまいそうな圧巻の1時間半でした。<WARP 20>での再来日、期待しています。惜しむらくは、隣の赤いリボンの女が何故か終始しゃもじを握っていたこと(謎)。一瞬、幻覚かと思い「あのヤブ医者め! タミフル処方しやがったか!」と悪態をついたものの、どうやらリアルにしゃもじだったよ。しかも、米がくっつきにくいツブツブ仕様。Whyなぜに??

ほとんど放心状態だったので、ヴィラロボスもDE DE MOUSEもグダグダに鑑賞。その後、2度目の仮眠で前半30分を見事に見逃したMATMOSを堪能し、声がまったく出せない僕に馴れ馴れしく「大丈夫! ソウルで繋がってるよ♪」なんて名台詞を浴びせてきた見知らぬ若僧(絶対年下)に殺意を抱きつつも、TAICOCLUB'09は終了。

仕事関係の人とニアミスしていたらしく邂逅クラブだったり、ドラッグ(普通の処方箋)でサイコクラブになったり、帰宅時の大渋滞で死にかけてイタコクラブになりそうだったり、参加メンバーに「タッキー」というあだ名の奴がいて怪奇倶楽部だったりもしましたが、無事に帰路に着きました。海BIG BEACH FES.)の方はどうだったんでしょうか? 何はともあれ、お疲れさまでした! いよいよ来月は苗場です。

気になるお写真はコチラ