HOCUS POCUS

近のカエラたんはM.I.A.やYelleのパクリっぷりが甚だしいですが、“リルラ リルハ”の頃に戻ったかのようなあのボブ・ヘアーはやっぱり可愛いですね。

ただ、このスヌーピーとコラボしたホット・ペッパーのCM・・・


どうしてもコレを思い出さずにはいられないんですね、わかります?

パン・茶 ・宿直

・ストゥージズのギタリストことロン・アシュトン
元ウィルコのジェイ・ベネット
忌野清志郎さん
米SSWのジェフ・ハンソン
ノアの三沢光晴さん
アゲ嬢の純恋さん
『キル・ビル』のビルこと俳優デビッド・キャラダイン
コピーライターの眞木準さん
ジ・オーブ等のプロデューサーことアンディ・ヒューズ
ザ・ベンチャーズのオリジナル・メンバー、ボブ・ボーグル
女優のファラ・フォーセット

・・・などなど、もはや冗談抜きに「キラ様」が暗躍しているとしか思えないほど、各界の著名人が相次いで逝去してしまっています

とりわけ音楽業界が深刻だとは思っていたのですが、まさかあの「キング・オブ・ポップ」まで・・・。超熱心なファンだったというわけではないのですが、やはり非常に悲しいですね。もともと存在自体がファンタジーのような人だったので実感はまったく沸かないですが、今後、地球上であれほどまでの巨大なサクセスを収め、誰からも愛される正真正銘のスーパースターが表れるのでしょうか?

マドンナ、プリンス、そしてマイケル・ジャクソンの3名が同年代(50歳)というのは有名な話で、映画監督などの新境地も開拓したマドンナと、衰え知らずの創作欲で昨年のコーチェラにおいても現役感を見せつけたプリンス。その両名に負けじと、ロンドンO2アリーナでの50回にもおよぶカムバック・コンサートが間近に迫っていた時だというのに・・・。“スリラー”のPVのごとく、「ゾンビ」として復活を遂げるための、全世界のメディアを巻き込んだ超壮大な“前フリ”であってほしいと願わずにはいられません。

R.I.P.の代わりに、空耳を捧げます。

吐噶喇

いなー、いいなー、これいいなー。
奄美も種子島も屋久島も、どこもかしこも1年以上前から宿泊施設がパンク状態らしいので、そんな下界の民衆(a.k.a. MOON CHILD)を尻目に、豪華クルーズでボアやGGDのライヴを観て、ロシア料理に舌鼓を打って、そしてゆったりと船の甲板で今世紀最強の皆既日食を拝めるなんて、なんという贅沢。

それにしても、一体全体どうしたら、フジロック直前の平日ど真ん中にこんなツアーに参加できる経済力とスケジュール管理能力と大人の余裕が身に付くのか・・・。『思い出はプライスレスROOM』の「ASK!」の金額が非常に気になりますな。

ちなみに、こっちに参加すればもれなくハイパーメディアなんとかの嫁も拝めるかも。別に。

WARP 20

BOXセットが素晴らしすぎて鼻血が出ちゃう。グラファイトな趣きの配色も完璧。

11月に行われるというイベント(今は無きエレグラ的に、幕張メッセだろうね)には一体全体、誰が来るんでしょーね? 既に4月のWombでクラーク、Taicoclubでスクエアプッシャー、サマソニにAFX、メタモにPrefuse 73、とただ事ではない状況になっていますが、前述のどれか&バトルスとかクリス・カニンガム先生とかオウテカとかLFOあたり来ないかしら。坊主 of カナダも今年ぐらいは動いてほしーの。

それにしても、リスナー投票の「Vote」とか見てると、改めてホントにヤバいアーティストばっかりだぜ。うーむ、Warpコンプリートの道は遠い・・・。

エロ賢くなりたくないか?

れまたヤバいサイトのお目見えだ。去る6/8(せっかくなら69にするべきだったな)、業界タブーの重箱のスミをつつきまくることでお馴染みの雑誌『サ イゾー』より、世の健康男子を下半身から支えるWebマガジン『メンズサイゾー』がローンチされた。「エロ賢い」という優木ま○み的なキャッチコピーを テーマに、アダルトでダーティな日本社会をあらゆる切り口からご紹介。

もちろん、人気AV女優のコラムなんかも充実していく予定。キミの亀山モデルをシャープにして待っててくれ。まだブックマークに登録してないヤツは、下の青いURLへ急げ。

http://www.menscyzo.com/

と、某『VICE』風に日記を書いてみましたが、これからもろもろ期待できそうなサイトですね。吉沢明歩かわゆい。

で、気になったのが照沼ファリーザa.k.a.大沢佑香。セルフポートレートのヌード写真がセンスありすぎで、GEISAIでリリー・フランキー賞までもらっています。しかもかわゆい。

まあ、これ、ブスがやってたら目も当てられないけども。

ドラムンしゃもじ

   
やー、先週末のTAICOCLUBは晴天に恵まれて実に楽しかった!

友人が持ってきてくれたテントのキャパが余裕たっぷりで快適だったし、置いておいたキャンドルの火がまったく消えないくらい風もなかったし、なぜかウチらのおとなりが髭(シークレット・アクトかと思ったら、本当にフツーに客だった)のメンバーだったりして、幸先よいスタート。

が、先週からぐわんぐわんにこじらせていた風邪が長引いたお陰で、行きの車中で喉頭が完全にご臨終。お祭りなのにウィスパー・ヴォイスでしか喋れないという悲惨な状況に。意思疎通が出来ないのってつらいです。手話を習得したくなりました。

それはさておき、ライヴはZAZEN BOYZから観たけど、めちゃくちゃ良かったー。ラストに“RIFF MAN”もやってくれたし、和製ツェッペリンかくありなん。相変わらず、カシオメンはおんなじ半袖の柄シャツでしたが。ツジコさんは完全にスルーして、WEGではじめて2ndステージの「野外音楽堂」へ。雰囲気はこっちの方が断然好きです。ツイン・ドラムで情報量過多な曲展開ながら、満月と星空の下にはぴったりマッチ。SISと卓球先生をBGMに休憩しつつ、SPECIAL OTHERSのために再び音楽堂へ登坂。おそらく、今回トップクラスの集客力&盛り上がり。

が、ここに来てカラダのコンディションが超最悪な状態に。咳し過ぎで涙と何かが出てしまいそうだったので、JELもThemselves(もったいなすぎた・・・orz)も捨てて下界へ避難。アルコールと同じく、¥500という糞ボッタクリ価格のヴォルビックでドラッグ(普通の処方箋)を流し込み、スクエアプッシャーだけは最善の体調で最前で挑みたかったので、ケータイのアラームを登場時間30分前に合わせテントで仮眠。ばっちり回復しました(ノド以外)。

で、ホントに30分前から最前かぶりついて味わったハゲ気味プッシャー。凄まじすぎました。変態すぎました。最高すぎました。間違い無く本年度圧倒的ベスト・オブ・ライヴ。チープでやや「ワイプ・アウト」な感じのVJもなかなか良かった。『Just a souvenir』の曲はやっぱり生ドラム入れるのかな? と踏んでいたらホントにいくつかの楽曲ではサポートのドラマー(これまたハゲ)が参加していたのだけど、その破格のテクニックと手数が半端じゃないし冗談じゃない。もちろんトム様の指先も絶好調で、オーディエンスを煽る煽る。ていうか、もはや右手の動きがスゴいを通り超してキモい(笑)

打ち込みと生演奏を巧みに組み合わせ、新旧織り交ぜたセット・リストで最後まで沸かしてくれたハゲ改めネ申2人に、最大限の賛辞と祝福を。「新世代ドラムンベース」で名を馳せている最近のペンデュラムとかケミスツとか、もうガキの遊びにしか聞こえなくなってしまいそうな圧巻の1時間半でした。<WARP 20>での再来日、期待しています。惜しむらくは、隣の赤いリボンの女が何故か終始しゃもじを握っていたこと(謎)。一瞬、幻覚かと思い「あのヤブ医者め! タミフル処方しやがったか!」と悪態をついたものの、どうやらリアルにしゃもじだったよ。しかも、米がくっつきにくいツブツブ仕様。Whyなぜに??

ほとんど放心状態だったので、ヴィラロボスもDE DE MOUSEもグダグダに鑑賞。その後、2度目の仮眠で前半30分を見事に見逃したMATMOSを堪能し、声がまったく出せない僕に馴れ馴れしく「大丈夫! ソウルで繋がってるよ♪」なんて名台詞を浴びせてきた見知らぬ若僧(絶対年下)に殺意を抱きつつも、TAICOCLUB'09は終了。

仕事関係の人とニアミスしていたらしく邂逅クラブだったり、ドラッグ(普通の処方箋)でサイコクラブになったり、帰宅時の大渋滞で死にかけてイタコクラブになりそうだったり、参加メンバーに「タッキー」というあだ名の奴がいて怪奇倶楽部だったりもしましたが、無事に帰路に着きました。海BIG BEACH FES.)の方はどうだったんでしょうか? 何はともあれ、お疲れさまでした! いよいよ来月は苗場です。

気になるお写真はコチラ

新・罪と罰



晩はHEROに会った。HEROというかヒロ?
どっちも正しい。

数多いる日本人俳優の中で、僕が中学時代からずーーーっと追いかけ続けているのは、たったの2名だけ。その内の一人、いしだ壱成さんの役者復帰作第1弾『新・罪と罰』を観るために、赤坂レッドシアターまで行ってきました。およそキャパ200人程度の劇場をフルに使用し、プロローグにて真っ暗な客席後方から現れた、上半身裸体の壱成が体を震わせながら、何かに取り憑かれたように舞台へと歩み、呪詛のような言葉を繰り返す。

「やるべきか! やらざるべきか!」

僕の席からわずか数センチ隣を、あの壱成が歩いている。その事実だけで全身が総毛立つ。彼が演じた主人公、松田隆がある人物を殺めてしまった後の、ジッポ・ライターの灯りを頼りに周囲を睥睨するあの姿と眼差しは、まさしくブラウン管の向こうで見続けてきた“天才俳優”いしだ壱成そのものだった。開きっぱなしの瞳孔、空気を震わせる呼吸、不協和音を奏でるピアノとストリングスのBGM。象徴的な深紅のドアに重なる華奢なシルエット。そして轟く悲痛な咆哮。午前中から飛散していた、すべての意識と神経がステージに集中するまでに、さほど時間は必要ではなかった。

1人の人間を殺す事で、100人の人間が助かるとする。はたして・・・それは罪なのか?
ドストエフスキーの『罪と罰』を題材に、劇団<PU-PU-JUICE>による新解釈で脚本が練り込まれた本作。全編シリアスな作風だと思っていたのだが、コミカルな配役によるコント的なシーンも多く、2時間強の長尺ながら緩急自在で、最後まで1秒たりとて息をつく暇などなかった。

「どうして人を殺しちゃいけないの?」

かつての「少年A」こと酒鬼薔薇聖斗が、純粋に世に問いかけた言葉だ。当時、平凡な大人たちやマスコミ連中は誰1人として明確な答えを提示できず、無知と醜態を大いに晒した。しかし、その解答とは至極シンプルで、誰しもが納得できる言葉だったのだ。それを、こんなブログやSNSに書くような野暮なことをするつもりは毛頭ない。

演ずる者の“生”の演技と、“生”の声。ドラマのように気安く消費されるわけでもなければ、映画のようにアーカイヴ化されるわけでもない。目の前で言葉と感情が矢継ぎ早に発露され、“今、この瞬間だけの”物語が積み上げられていく快感は、何事にも代え難いものだった。それにしても、メインの壱成さんや恋人役の村島刑事こと富樫真さんは言わずもがな、キャスト全員キャラ濃すぎ(笑)。今回、席を確保して頂いた名探偵「影山右京」役の大迫一平さんなんて、ホントに探偵マンガから飛び出して来たかのような掴みどころの無さや、飄々とした立ち振る舞いが見事なまでにハマっていた(クドカンをイケメンにした感じ?)。神父やホステスに子役の演技も素晴らしかったし、おつゆ吹き出しまくりの吉川先生こと、中野マサアキさんが最高。そして、確かに第一発見者の池田ちゃん(高田由香さん)は、事情聴取中にナンパしたくなるぐらい可愛かったのは否めない。

フィナーレを迎えた後は、賑やかなBGMに乗ってオール・キャスト登壇。千秋楽ということもあってか、最後の1人になるまで真摯に観客席を見つめ、丁寧なお辞儀を幾度も繰り返した壱成さん。「おかえりなさい」としか言えないぜ。草なぎ君のカムバックなんか、もはやどうでもよくなったぜ。閉場時に舞台から降りて来た壱成さんとガッチリ握手を交わし、女性の取り巻きばかりの中で恥ずかしながら、一緒に写真も撮ってもらった。もちろん、こんなところには公開しません(自分が不細工すぎて自粛という部分もありますが)。いやー、人生初舞台が壱成さんで良かった! これはドラマ『未成年』を、未成年の時に観られたという誇りと匹敵するレベル。それにしても、「舞台」もやばいな。ただ、すでにライヴや映画に散財しまくりの僕が、舞台にまでハマってしまったら確実に破産&孤立するので、ほどほどにしておこう・・・。

『なんだか妙にハイな気分さ。昨日ぐっすり寝たせいだろう。腹一杯に食ったら一緒に少し走ろうぜ。寄り道したって構わないだろ。』