オスカー×10

日をふんだんに使って、さっそくスラムドッグ$ミリオネア』とミルク』を鑑賞してきました。これだけで合計アカデミー受賞数10コという贅沢さにウハウハ。前者は、「ミリオネア」にちなんでか、某大物司会者のこれ見よがしな予告や番宣がうざかったものの(しかも小喬たんにセクハラ発言)、さすが『トレインスポッティング』を撮ったダニー・ボイル監督。スラム街の雑踏と混沌を、卓越した技術とセンスでスタイリッシュに切り取っていて感嘆しましたね。音楽のチョイスもいいし、配役もバッチリ。大どんでん返しが待っていると思いきや、思いのほかシンプルなラストで、「うーん、愛!」ってかんじでした。エンドロールはお約束? 『ムトゥ 踊るマハラジャ』を髣髴とさせる………まあ、観てのお楽しみってことで。

後者はただひたすら眠かったので記憶が飛び飛び。先日の『ワルキューレ』といい、実話が元になっている作品って、基本的には結末が絶対に覆らないことが前提なわけで、出演者に相当な磁力がないと間がもたないなあ。同じ主演男優賞×2のアクターなら、圧倒的ダニエル・デイ=ルイスの方が好き。ちなみに、ガス・ヴァン・サントの新作が出てくるたびに大活躍の某アパレル・ブランドですが、今回のTシャツはけっこうイケてました。

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